◆光化学スモッグを共同研究北京で日中韓環境相会合
2009/06/14 00:00
【北京14日共同】日本と中国、韓国の環境相会合が14日、北京で開かれ、大陸からの大気汚染物質の影響が指摘される光化学スモッグについて、発生メカニズムの共同研究を推進するなどとした共同コミュニケを採択し、閉幕した。会合は11回目で、斉藤鉄夫環境相のほか、中国の周生賢環境保護相、韓国の李萬儀環境相が参加。光化学スモッグや黄砂対策など10項目を今後5年間の優先的な協力分野とすることで合意し、これらの成果を8月に中国で開かれる予定の日中韓首脳会談に反映させる。光化学スモッグは、工場や自動車から排出される窒素酸化物(NOx)などが光化学反応を起こすことで発生する。九州などのスモッグでは、中国から流れ込む汚染物質の影響が疑われ、専門家の間で汚染物質の発生源と気象の関係などについて研究を進める。また大陸から日韓に飛来する黄砂について、観測地点の拡充などで黄砂飛来の予測精度を向上させるほか、パソコンなど電子製品の廃棄物では、違法な越境の取り締まりを強化する。さらに世界的な金融危機に対応するため、太陽電池の普及など環境産業の発展を経済成長につなげていく方針でも一致した。
【共同通信】